クラウドサービスは活用していますか?いろんなサービスがあってとても便利なので、個人で使っている方もコスト削減や作業効率アップのために導入する企業も増えてきましたが、どれを使ったらいいかわからないという方も少なくないようです。
クラウドサービスを使ってみたいけど種類も多くて迷ってる方のために、この記事では目的別におすすめクラウドサービスをご紹介します。
1.クラウドサービスのおすすめならこれ!オンライストレージ

もっとも使いやすいクラウドサービスの1つは「オンラインストレージ」ではないでしょうか。オンラインストレージとはネット上にファイルを保存し閲覧や編集なども行えるサービスのことです。端末のストレージ(容量)を節約したり、パソコンやスマホからも同じデータにアクセスできるのが特長です。代表的なものでは、Googleドライブ、Dropbox、OneDrive、iCloudDriveなどがあります。
ファイルの共有なら「Dropbox」がおすすめ
Dropboxは世界中に5億人以上のユーザーを有し、日本でも多くの人が利用している有名なオンラインストレージサービスです。人気の主な理由は誰でも簡単にスマホやタブレット、パソコンから素早くファイルをオンラインストレージに保存できる点です。
ファイル共有機能にも優れているので簡単にテキストや写真・動画を共有できます。共同作業にも向いているので世界中で約30万以上の会社や団体もDropboxを導入しています。
多くのアプリケーションと連動できることも人気の理由の1つでしょう。チャットアプリやメールソフトと連動する事で作業効率が上がり、柔軟な共同作業を可能にしています。無料で使えるオンラインストレージの容量は2GBと少ないですが、有料で2TBまで増やすこともできます。
ビジネス用のプラン(Dropbox Business)もあり、3TBという大容量のオンラインストレージに加え120日間のファイル復元機能やデバイスデータの遠隔消去、情報の暗号化、2段階認証など、ビジネス利用にうれしいサービスが追加されています。
Officeアプリを使っているなら「OneDrive」もおすすめ
マイクロソフト社が提供するオンラインストレージサービス「OneDrive」は、世界中で2億人以上のユーザーがいる人気のサービスです。
人気の理由は無料使えるで5GBのオンラインストレージです。マイクロソフトのアカウントを作成すれば誰でもすぐに利用できます。マイクロソフト社が提供するOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)とも連動しやすいので、Officeアプリを使って作成したデータを簡単にOneDriveに保存でき、仕事の効率化にもつながります。
Googleのあらゆるサービスと連動する「Google Drive」
Google DriveはGmailやGoogleフォトなどGoogleが提供するあらゆるサービスと連携することができるオンラインストレージです。
GoogleDriveにアクセスすればパソコンやスマホにアプリをインストールしていなくても、マイクロソフトのOfficeアプリと同じ機能を持った「Googleドキュメント」、「Googleスプレッドシート」、「Googleスライド」などのGoogleオフィスアプリが使えます。
Googleオフィスで作成したデータであれば、GoogleDriveに保存しても容量を消費しないというメリットもあります。容量無制限のビジネスプランもあるのでGoogleDriveを導入している企業や団体も少なくありません。
容量無制限で利用したいなら「box」もおすすめ
「box」の有料Businessプランのうち、「Business Plus」、「Business」、「Enterprise」の3つは全てストレージの容量が無制限となります。そのほかにも、ユーザーアクティビティの追跡機能やアクセス制限機能などセキュリティ面がしっかりしているため、多くの企業で導入されています。
2.企業向けのおすすめクラウドサービス

クラウドサービスと言ってもいろいろなサービスがあり、個人が簡単に使えるオンラインストレージサービスから企業が企画や開発に使用するものまで様々です。効率よくアプリケーションの制作や開発ができるサービスは主に「Amazon Web Services (AWS)」、「Microsoft Azure」、「Google Cloud Platform ( GCP )」の3つです。
Amazon Web Services (AWS)
インターネット通販で有名なAmazonが提供するクラウドサービスが「Amazon Web Sevices(AWS)」です。もともとはAmazonが自社事業のために開発したシステムですが、サービスとして膨大な情報を処理できるAmazonの開発プラットフォームを提供しています。AWS利用して新たなシステムを開発することも可能です。
例えばAmazonEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)は必要な時に必要なだけ使える仮想サーバーサービスです。開発するアプリケーションの規模などに合わせて台数を増やしたり減らしたりできるので、従来のオンプレミス型に比べてより柔軟な対応が可能です。使った分だけ料金が発生する従量課金制なのもうれしいポイントです。
RDS(Amazon Relational Database Service)は、数回クリックするだけでクラウド内にリレーショナルデータベースを設置できるマネージドリレーショナルデータベースサービスです。OSやDBMSのインストール作業が不要で自動バックアップや大規模なデータ構築ができるのが特徴です。さらにMySQLやOracle、SQLServerなどもしっかりカバーしています。
Amazon S3(Simple Storage Service)は様々なデータを別システムやデータ分析処理に渡すことができます。AWSストレージの中心的な役割を持つAmazon S3はバックアップ機能にも優れ、必要な容量を自由に選ぶことができます。もちろん従量課金制です。
上記以外にもAWSのサービスは多岐にわたり、大きく分けても90以上、細かく分けると700以上のサービスが提供されています。これらの機能を使えばこれまでより簡単にアプリケーションの開発やハードウェアの基盤設計を行えます。
Microsoft Azure
「Microsoft Azure」はMicrosoftが提供しているPaaS型クラウドサービスです。アプリケーションの開発や稼働を行えるプラットフォームを提供しています。laaS型のクラウドサービスに比べOSやミドルウェアの構成や設定に少し制限がありますが、インフラは全てマイクロソフトがやってくれるので開発や制作がかなり楽になります。特にWindows serverを導入している企業にはとても使いやすいサービスとなっています。
Google Cloud Platform ( GCP )
Googleが提供しているクラウドサービスが「Google Cloud Platform(GCP)」です。Googleが独自に開発してきたテクノロジーやインフラを利用できるのが最大の特徴です。Google App Engineに加え、膨大なデータを高速に処理できるBigQuery、世界をリードするGoogleの機械学習向けツールMachine LearningなどのGoogle独自のサービスが利用できる点は、AWSやAzureにはない大きなメリットとなっています。
3.まとめ
個人で利用できるオンラインストレージから企業向けまでおすすめオンラインサービスをご紹介しました。
オンラインストレージサービスを利用すれば端末の容量問題が解決することができるだけでなく、効率的な共同作業も可能になります。
企業向けクラウドサービスでは、主にシステムやアプリケーションを開発するためのプラットフォームやインフラが提供されています。オンプレミス型サーバーに比べて柔軟に使用台数やスペックを変更できるので今後も多くの企業が導入していくことでしょう。使った分だけ料金を支払う従量課金制なのもコスト削減になりそうです。
         
    














